【112回医師国家試験】心不全+α【循環器】
こんにちは。医学生mint です。
本日から数日間は循環器についてまとめていきたいと思います。
まずは、心不全+αです。
心不全
・半座位で診察
・Ⅰ音↓、Ⅱ音↑
・Ⅲ音は拡張期に作用する低い音
・心係数=体表面積当たりの心拍出量・・・血圧でどうなってるか判断する
・呼吸:Cheyne-Stokes呼吸
・高心拍出性HF O2需要↑:貧血、甲状腺機能亢進
末梢血管抵抗↓:脚気心、動静脈瘻
・X線:butterfly shadow, Kerlery's B line
治療)できるだけ早期に血行動態の安定化。基本:安静、塩分制限、O2投与
呼吸困難あればO2投与 改善しない場合 非侵襲的陽圧換気
心拍出量低下→強心薬(ドパミン、ドブタミン) ※アドレナリンは用いない。低血圧・循環不全にはほかのカテコールアミンを用いる(Nepi)
肺うっ血→硝酸薬でVR↓、フロセミド(浮腫も伴う場合)、カルペリチド(hANP)
AFが原因の時はジゴキシンで心拍数を低下させる
血圧の上昇を伴う場合 下げる。ex)硝酸薬、Ca拮抗薬
重症例には補助循環として 大動脈バルーンパンピング(IABP)、PCPS、VASを行う
※急性左心不全ではb-blockerは投与しない。むしろ禁忌→慢性には投与
クリニカルシナリオ:最近はForresterよりこっちを使う感じ?
心原性ショック
・AMI、不整脈などに伴う
・BP 90以下
・尿量20ml/hr以下、意識障害、皮膚冷たく湿潤
治療)Trendelenburg体位、モルヒネ, O2, 輸液
カテコラミン、血管拡張薬、フロセミドなど
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